ストレス対処法

昨今では何かと言うと「ストレスです」と言われます。

ストレスによる吐き気や頭痛、抜け毛、胃炎・・・なんでもかんでもストレスが悪者にされます。また、ストレスですといわれるとそれだけで納得してしまうというのも考え物です。

でもストレスってなんでしょうか?

いろいろな人がストレスと言う言葉を使いますが、ストレスがなんのかを的確に説明できる人は少ないと思います。ストレスを納得いくまで説明できる医者も少ないのではないかと思います。

それだけ、ストレスという言葉が漠然と使われていて、その根本原因は千差万別、十人十色であるわけです。

そのため、いろいろな人がストレスという漠然とした言葉で説明しようとするから、その中身がグレーなものになってしまいます。

ストレスとは、自分の思い通りにならない心の常態です。

「金持ち喧嘩しない」という言葉がありますが、金持ちの方がストレスは少ないと思います。まあ金持ちというよりは心が裕福な人はストレスが少ないものです。

ただ、ストレスが無ければよいかというと、そういうものではありません。

ストレスは自分の気持ちを盛り上げたり、やる気を出すことに対して必要な心の状態です。何もかもうまく行ってしまうと、逆に心が満たされない状態になり、ストレスが生まれます。

なにか新しいことにチャレンジすると当然うまく行きませんが、そのストレスが挑戦するバイタリティになることも多々あります。

そのためストレスを無くすことが最善なのではなく、ストレスを上手にコントロールすることが大切になってきます。

ストレスの原因は大きく分けて2つあります。

一つが「怒り」、もう一つが「悩み」です。

どちらも心の状態です。

細分化すれば、様々な感情がありますが、大きな分類をすると「怒りと悩み」の2つになります。

ストレスが発生するためには、失敗することにより怒りを覚える必要があります。そのため、関心がないことには怒りが発生せず、ストレスにはなりません。

また、悩むという行為は、人生において不要なものです。往々にして悩んでいる人は、その必要性を理解していません。悩みを相談する場合も特定の答えを期待しています。

この二つについて、もう少し掘り下げて考えてみましょう

怒りとは、感情が爆発して冷静な判断が出来ない状態です。
冷静な判断ができないと心が思い通りにならず、ストレスを感じます。

例えば、他人から罵声を浴びたとき、怒りが生まれます。単純にその場で言い返し相手を説き伏せることができれば、大きなストレスにはなりませんが、言い返せない場合や言い返しても説得できなかった場合に怒りのストレスは増大します。

では「怒り」という感情は必要でしょうか?

もちろん必要です。それがバイタリティになることが多々あるからです。年齢が若ければ、負けるもんかという感情が強く、それが強い力になる場合もあります。

しかし、怒りを時間が経過してから考えると、言い過ぎたとか、なぜあんなに感情的になったのかと思うものです。人間は未完成な生き物ですから、この感情的な状態が突発的に出てしまうことがあります。

怒りをストレスと感じる人の多くは、人間的に未成熟な人です。年齢を重ねて人間的に成熟していくことにより、怒りによるストレスはなくなります。

このストレスは感情的になった自分に対するストレスなので、コントロールできない心をコントロールできるように冷静になり、情報を整理して第三者的に状況を見れば、ストレスを回避することができます。

なにより、人間として成熟していくことが大切です。

悩むという行為は、なんとなく美的に評価される場合があります。

でも、人生において最も必要ない行為です。

例えば、テレビを買うことを計画しているとします。A社とB社のどちらかのテレビを購入する予定ですが、どちらにするか悩んでいます。どちらがよいでしょうか?

この状態は悩んでいるのではなく、決定できないのです。つまり決定するための情報が不足している状態です。まず第一に何をするべきか、どちらのテレビが自分に適しているのか詳細な情報を調べるべきです。

悩みの多くは情報不足です。悩んでいることと考えていることは違います。

情報をしっかり持ち、どちらを選択するか考えているという状態は、画質や大きさ、用途などを理解した上で考えているのであって、漠然とした情報で決めようとするから悩むのです。

他にも大学進学で、どの大学に入るか悩んでいるというのもあります。これも先ほどのテレビと同様で、どちらの大学が自分に適しているのか、自分は将来なにをしたいのか、などがハッキリしていれば、選択に悩む必要はありません。

情報をそろえてから考える必要はあっても、悩む必要はありません。

悩むのは無知だから悩むのです。的確な情報がそろっていれば、判断材料に迷う必要はありません。

ストレス解消方は多数あります。ストレスがたまったときの対処方も多数あります。

しかし、どれがあなたに適しているかは分かりません。
いろいろな方法がありますので、試してみることが大切です。

しかしながら、ストレスとは心が思い通りにならない精神状態です。つまり心が思い通りに機能すれば、ストレスは減少します。

一般的にはスポーツが良い方法です。スポーツをすることで、なぜストレスが減少するかというと汗をかくことです。これって漠然としていますよね。汗をかくとストレスが減るかというとそういうわけではありません。サウナに入ってストレスが解消される人もいるかも知れませんが、真夏の炎天下でストレスが解消するとは思えません。

これはスポーツをすることによって、苦しいという状態を作ることです。これがストレスをスポーツを使って解消する方法です。その目的がわからずに単に軽い運動をしているだけでは、ストレス解消にはなりません。

スポーツをして苦しいという状態になるとどうなるでしょうか?頭の中が苦しいという感情で一杯になります。そのスポーツが終わると苦痛から開放されてスッキリした気分になるのです。

そのため、ストレスを感じたまま軽い運動をしているだけでは、頭の中が苦しい状態にはならず、スポーツが終わってもスッキリしないのです。苦しいと思えるまでシッカリと汗を流すことが必要になります。

実はこの方法というのは、宗教でいうところの「悟り」に通じるものなのです。修行僧が断食をしますが、断食をすることによって頭の中が空腹という感情だけで満たされた状態になります。そしてこの空腹を忘れたとき、無心という境地に入ることができるのです。


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